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ある飼育係の憂鬱

元チャレスト使いのモダンアルピニストな方が阿弥陀岳への登頂に成功するなどすばらしい飛躍を遂げる中、僕はといえば相変わらず達成感のない毎日をムダに生きています。そして我が家のムダの象徴とも言えるワン公もまた朝からキャンキャンと情けない声で吠え、相手にしないとクゥクゥとさらに情けない声で鳴き、聞いているだけでこっちまでやるせない気分になる。まったく何の役にも立たない、何者をも鼓舞しない愛玩動物ポメラニアン。それでも子どもたちはかわいがり、世話を焼いたりもしているのですが、2ヶ月経っても一向にトイレの場所を覚えず、物陰に粗相をしては叱られている始末。そんななか先週突然猫がうちにやってきました。




友人の友人のブリーダーが、スコティッシュフォールドの子猫の行き先を探しており、声をかけてくれました。しかもただで。こんなありがたい話はないと、先週某県まで貰いに行ってきました。夜遅くに家に連れ帰り、翌朝見ると前夜閉めたはずのサークルの扉が少し開いており、猫は忽然と姿を消していました。それからが大変で、家族で家中を探し回って、あれは夢だったのではと誰もが思い始めた頃、玄関の靴箱の隅で小さくなっているのを見つけました。猫は自分勝手と聞きましたが、ここまでとは(笑)子猫 行方不明でググったところ、用意した餌が毎日なくなっているので生きているのは確かだが、家人になつかず、この十年誰も姿を見たことがないという家庭内野良化する猫も少なくないようで、うちのもそれかと思い至ったのですが、翌日からはあっさりとかわいい姿を見せてくれるようになりました。

僕は猫を飼ったことがなく、実は抱いたこともない。夜中にテレビを見ていて、ふと気がつくとすぐとなりにいて、あくびをしたりしている。こういう身勝手さがたまらない。鳴き声はかわいいものの、顔はポメラニアンのようなタヌキ顔ではなく、豹とか虎系のお顔。眼光鋭く、見つめられると怖いです。犬と猫がうまく暮らせるのか不安だったのですが、最初は警戒しあっていたものの、いつの間にか一緒に眠るようになりました。それにしてもつい2ヶ月前はペットなどとは縁のない家だったのに、いつの間にか動物園化している。横浜わんにゃんランド(笑)そしてランド専属の飼育係の僕は、朝から犬と猫のエサを用意し、犬のうんちの始末をし、猫砂をかきわけ、夕方にはまた餌をやり、うんちを捨て、、って、いつからこんな人生。

by melody63 | 2019-02-05 19:23 | Diary

Isn't It Romantic?


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