同じ花

夜中に録りためた朝ドラをひとり見ては和んでいるんですが、鈴愛はどのあたりで人生にケリを付けるのかが気になっています。才能がすべての仕事を選んだからには、去り際は才能が枯渇したときであって、あとには何も残らない。彼女には幸せになってほしいけど、幸せとは何を指すのか、未だに僕にはよくわかりません。



何もかもなくした鈴愛に、おじいちゃんの中村雅俊が「あの素晴らしい愛をもう一度」を電話越しに歌い聴かせるシーンがあって、ふと涙が出そうになりました。思えばこれほどの名曲を世に残しながら、自ら命を絶つしかなかった加藤和彦という天才のハイレベルな孤独に共感します。そしてドラマ「俺たちの旅」のなかで、外れていく人生を肯定し、惰性とともに生きることを良しとしなかった僕の世代のヒーローだった中村雅俊がすっかりおじいちゃんが似合う年齢になっており、それはそれで軽くショックだったり。ところで鈴愛は僕と同じ世代であり、バブルのあとの日本をこのあと生きていくんでしょうけど、あれからの20年は本当にあっという間だった。実のところあまりに時間の経つのが速すぎて、気がつくと爺であった。自分が好きなことを仕事にするのは、世間で言われるほど苦痛ではなく、楽しいことの方がずっと多かった。まぁ事あるたびに楽な方ばかり選んでいてここまで来てしまったんですが。あとどれくらい明日が残っているのかわからないけど、自分に対する興味を失うことなく、健康に過ごせる日々に感謝しつつ生きていきたいと思います。
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by melody63 | 2018-07-12 02:16 | Diary