ヴィンテージ

大して値打ちがあるものでもないんですが、Fenderのギターが好きで、ストラト、テレキャスそれぞれ本国で作られていた頃の古いものばかり何本か持っています。そのなかに、学生の頃やっていたバンドのギター担当からさる事情で預かるように言われ、そのままになってるストラトが一台あって、以来40年が経ち、ケースにしまったまますっかり忘れていたんですよね。先日ふと気になって屋根裏部屋から引っ張り出し、ケースの中で時間をかけて錆びついたパーツやフレットのシミに年代を感じつつ、なにげなく型番をネットで調べて見ると、しっかりヴィンテージになっていて、びっくりするような値段が(笑)。



ひさしぶりにアンプにつなぐと、若干トーンつまみにバリはあるもののほとんど気にならないレベル。しらばく弾いているうちにわずかなノイズも消えて、絶妙に枯れた音が空間を埋めていきます。帰省するついでにでも持って行ってあげたいけれど、そういえば僕にはもう帰る実家がない。彼の連絡先もわからない。知ってそうな人もいるにはいるけど、あまりに久しぶりすぎて、要件を話す前に気が滅入りそう。昔交差点ごとに見かけたケンメリがいま400万くらいするように、40年も経てば降り積もる埃のように価値が付加されていく。一方ヴィンテージになり損ねたおじさんは老化(エイジング)の道をひた走るばかりで、悲しいかなここ数年で完全に無価値になりました。
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by melody63 | 2017-11-15 03:40 | Diary