Day Dreamer

ホリエモンの言葉に僕は弱いです。いつも概ね共感してしまう。「人生に目的なんて一切いらない」「楽しむことがすべて」「電話してくる奴は時間泥棒」「コツコツ努力はすべてムダ」「見切り発車は成功のもと」とか、新興宗教の教祖のようにコピーとしてのキレがあるので、人を洗脳する力があると思う。ただ、僕の場合はせめて30代に洗脳されたかった。誰かの挑発に乗るには僕は年を取り過ぎました。



50代のオヤジにとってホリエモンの言葉は、パリを憎んだメンケンの評論が、さすらえと言う奥田民生の歌詞がそうであるように刺激が強すぎるし、もし実践に移せたとしても、古くからの友達や取引会社の信頼を失って孤立を深めることになるだけだと思います。もちろんホリ師はひとりを(孤立を)怖れるなと繰り返し解くわけですが、50代のひとりぼっちはあらゆる意味でやりきれないですね。

僕が30代の頃、日本はバブルにわき、みんな朗らかで、あてのない手形を握りしめ幸福感に浸っていた。金は貯めるより稼ぐもの、お金は使わないと回らない、明日は今日よりもっといい、みたいなのんきな夢を見ている人が多かった。そういう夢見る大人たちがいやで、反旗を翻すかのごとく独立し、いろいろあってもとりあえず路頭に迷うことなく今日まで生き延びてきたわけで、まぁあとは旧車でもいじりながら逃げ切れればハッピーエンドなんでしょうけど、そううまくいくかどうか。行くわけねぇよ、とホリ師はきっと言うでしょうね。夢を見るのは心地いい。心地よすぎて、時間が経つのを忘れてしまいます。ある日気が付くと、思いがけず年を取っていて、その何十年かの間にただの1mmも「夢」に近づいていない自分に気がつく。人生における最大のリスクは時間だと思います。夢を語る暇があるなら、英単語の一つでも覚えろやってことでしょうね。
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by melody63 | 2017-06-20 12:09 | Diary