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Seek and Find

うちのなかでは引き続きアナと雪の女王フェアで盛り上がっており、リビングでは子どもたちがYoutubeのオフィシャル映像を1コマたりとも見落とさない集中力で見入っていますが、果たして親はこれほどに子どもたちを夢中にさせるコンテンツを提供できるのかといえば全く自信がないわけで、昨日は自転車の練習やボール遊びをしようと呼びかけても上の空。この様子だとキャンプに行ってもビデオを見たいと言い出すに決まっており、なんだかさびしい気分です。



ちなみに人里離れた山奥に隠遁し完全武装した同胞を連れ戻しにいく物語としては、過去にF・コッポラの「地獄の黙示録」がありました。あれは川に沿って旅をする物語でしたが、そこに辿り着くまでの道のりの険しさでエンタテイメントが成立していた。一方アナと雪の女王の場合は意外にも簡単にエルサの氷の城に辿り着けてしまうので、そこが物足りない。ドアも開いていますし。エルサ自身、心のどこかで迎えがくるのを期待していたのかも知れません。ただ子供向けのお話なので、あまり試練をぶつけて怖がらせるのもダメでしょうし、なにより長いと飽きてしまう。

ストーリーが浅いとかつまらないとか頭の弱そうなタレントが得意げに語っていましたが、Seek and Find は映画のセオリーであり、そもそもディズニー・プレゼンツであることを念頭に置くべきかと。むしろ冒頭の数分でふたりの王女が置かれた境遇から不幸な出来事が起きるまでを一気に語りきり、有無を言わさず本編へと入りこませてしまう脚本の大胆さに感心しました。やっぱりアメリカ人は手強いな。
by melody63 | 2014-05-27 00:55 | Diary

Isn't It Romantic?


by melody63