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戦う少女たち

子供は成長して行く上で様々なヒーローやヒロインと出会い、夢を重ね、ともに歩んで行くことになるわけですが、こと女の子の親になってあらためて彼女たちを取り巻く環境を俯瞰した時、大きく分けてディズニー、スタジオジブリ、プリキュアといったヒロイン供給システムが存在します。例えばディズニーといえば、古くは白雪姫やシンデレラや眠りの森の美女、塔の上のラプンツェルといった「ディズニープリンセス」と称されるドラマ群がありますが、概ね主人公自らは特に何もせず、白馬の王子という異性の到来を待ち続ける美しくもか弱い女の子で、異性に「見つけてもらう」ことで姫へと昇格し幸せを享受する受け身なスタイルが多い。



一方スタジオジブリのドラマで描かれる女の子は、ナウシカを筆頭に、虫や獣たちを引き連れ、独善的な「大人システム」に対して戦うことで周囲に平穏と平安をもたらし、自らも成長を遂げる。伝説の戦士プリキュアもまた同様、戦うことを運命付けられた少女たちの物語であり、大切な友や家族を守るために戦い、幾度か破れ傷ついても、仲間に支えられながら精進し覚醒し、「最後まで絶対にあきらめない」強い心で「自己チュー」な敵を倒し、ともに異性の力を借りることなく自らの手で幸せを掴む。

この違いは大きいと思うんですよ。親ならば娘にどういう女の子に育って欲しいかという思いは必ずあると思います。これからの時代、ただ眠り続けるだけで幸せを得ることは難しい。まず自らの戦闘能力を高め、必要以上に恋愛に入れ込まず、誰かに頼るでもなく、自分の力で人生を切り開いていって欲しい。その方がずっと得るものも大きいと思うんです。というわけで、うちではディズニーものはあまり見せないようにしています。シンデレラの水筒もまだ使えたけど最近プリキュアものに買い替えました。これは僕個人がスマイル・プリキュアにはまりすぎてるとかそういうレベルの話ではなく、うちの教育方針ですので念のため。

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by melody63 | 2013-12-02 00:11 | Diary

Isn't It Romantic?


by melody63