光あるうち光の中を
2010年 11月 02日
photo : LeicaM9+Noctilux50mm F1.0 ASPH
ところで先日発売になったMacBook Airですが、あれ何に使うんですか、とか問うてはいけません。MacBook持ってなかったっけとか先代のAirまだ壊れてませんよねとかもう身の毛もよだつくらい愚問。iPhoneもiPadもMacBookもMacBook Proも全部持ってる信者が、また買うんです。イベントのたびに出てくる新製品の用途なんか考えてたら前に進めない。宗教ですから。ある日教祖様がキズだらけのiPhoneを十字に振りかざし、わたしたちのために13inchと11inchのアルミの筐体を用意してくださった。そしてそこに光をとおっしゃったので、わたしたちはひれ伏しただ光のさし示す道に目を細めるばかり。
さて、実際にAirを使ってみての感想を。実のところAirのCPUパワーだとOffice系のアプリは動いても音楽系は無理だろうと思っていました。でも意外にも使えます。たとえばReverb系のプラグインを数本挿したPro Tools 8 LEとReason 5をRewireさせながらヴォーカルを録る、といった用途。トラック数を最小限に抑えれば、ほとんど支障なく走ります。動作の遅れやもたつきもない。メモリを4GBに拡張しているとはいえ、意外でした。M Box mini(とマイク)があれば、ミニマムなスタジオができてしまう。つまり旅先で仕事をするという名目で、旅に出ることができるということです。
また、11inchの画面サイズにしても、僕的には十分な解像度があるので、小ささは気になりません。てゆうか仕事用に使っている30inchのCinema Displayだと、ついいろんなアプリを立ち上げては注意力が散漫になってしまう分、11inchの方が集中できていいかもと思っています。あとAIrのデータ容量に関しては、そもそも僕の場合Macには最小限のアプリしかインストールせず、データはiTunesやApertureのものも含めて外部ディスク+AirMac Extreme上のサーバーに置いているので、全く問題はありません。むしろSSDの驚異的な速さに感動さえ覚えました。
ちなみにiPadは優れたモバイルツールの一つだと思うんですが、特別なOSXアプリを日常的に使う人には心もとない。ネットサーフィンだとiPhone 3GSがあるし。また、キーボードも仮想だと使いづらいし、ワイヤレスであれ別にキーボードを用意しなくちゃだと、今度はシステムがシンプルでなくなってしまう。それらの条件を適度に満たしてくれるのがMacBook Proだったわけですが、いまうちのProにはFirewireやらdisplay cableがぶら下がっていて、持ち出しにくい。そこでAirという狙いは、意外にも成功だったようです。
by melody63
| 2010-11-02 03:12
| Diary